実行委員会

火曜日、２１日は、実行委員会の全体会議でした。
この日は総勢２２人、仕事を終え、家事を一段落させ三々五々集まってきます。


実は今回、
１０年め、５回目のコンサートにして、本格的に実行委員会が出来ました。

顔ぶれは、地域の若手農家が多いのですが、、建設会社の若旦那、他にも歯科医さんやOLさん・・・
少しずつではありますがバラエティがひろがり、面白くなってきたぞ～っていう感じです。



「りんご畑deコンサート」は、チャリティコンサートです。

入場無料ですが、会場の中では、ボランティアの中学生が募金箱をもってまわります。
いただいた募金は、一円のこらず重症心身障害児施設「みちのく療育園」に３分の２、地域の子供たちに３分の１が贈られます。

「みちのく療育園」は岩手県内各地から重度の障害を持つ子供さんたちが入院通所をする施設です。
同じ岩手に生まれて育つご縁ですからと、第一回のコンサートから募金の贈呈を続けています。

コンサートの会場は？

ほんとに、ほんとに、

りんご畑が会場の「りんご畑ｄｅコンサート」です。



山の斜面に広がるりんご畑の中に、樹齢80年を迎えようかという古木が20本ほど残されています。

その木の下がステージと客席です。


2回目からは仮設ステージが組まれるようになりましたが、はじめてのコンサートは演奏も草の上。

チェロのピンが土にささって困り、慌てて台になる板を探しまわったことを思い出します。



観客の皆さんは、畑の斜面に座って、ステージを見おろす格好になります。見上げれば、その真上にも、りんごの枝が…。

演奏者が立つステージを縁取るように、またまたりんごの枝・・・


目を遠くに移せば、岩手山はじめ山々が新緑できれいです。




このブログをご覧の皆さん、

りんご畑deコンサートは、皆さんが想像する以上の気持ちよさですよ～！！

りんご畑deコンサート

始まりは、１９９９年でした。



「りんご畑でなにか楽しいことをしよう。」
「コンサートなんてどう？」
「お客さんが一人も来なかったら？」
「その時は、自分たちがりんごのお花見をして楽しめばいい！」
「自分たちが楽しいだけでなく、チャリティコンサートにしよう。」


そんなノリでした。




当日びっくり！

りんご畑に続々と人が登ってきます。その数約５００人！



ヴァイオリン、ビオラ、チェロの弦楽四重奏の音色が、満開のりんごの花とよく似あって・・・

りんごの木の下にこしをおろして、音楽と、風の音と、時折聞こえる鳥のさえずりも楽しみました。


「耳を澄ますということがこんなに新鮮だなんて。」
「こんなにリラックスしたのは、久しぶり。」・・・

お客さんだけでなく、スタッフも演奏者も、りんご畑を満喫したコンサートでした。


あれから１０年。。。。




今年は、３年ぶり５回目のコンサートです。